2015年2月21日土曜日

チェコは鉄道の国

ここで、鉄道について一言。25年ぶりに訪れたドイツではICE(新幹線)網が発達し、その他の近距離線区ははREGIOという普通列車がカバーする、いわば日本型の鉄道営業形態になってしまったように感じました。ドイツ国鉄からは昔懐かしいD-Zug(急行列車)、座席のみの夜行列車、食堂車などは姿を消しつつあるように思いました。無駄を省いて、目的地により早く着けばよいという時代の流れでしょうか。新幹線を全国に走らせて、狭い国土で所要時間をさらに削って喜ぶ日本に似ているようですね。しかも廉価の長距離バスに取って代わられるというところも同じです。

ところが、チェコ共和国では未だに鉄道が頑張っているように感じました。決して広くない国内を網の目のように鉄道が走っています。また、プラハ中央駅で佇んでいると、出発到着のアナウンスの終わりに「運行はチェスカー、ドラーヒー(チェコ国鉄)」とチェコ語でも英語でも必ず繰り返されるのが聞こえます。日本の駅で発車案内の後に「この列車の運行はJRでございます」とは言わないし、もちろんドイツでもありえません。それだけチェコでは鉄道運行に誇りをもっているんだろうなぁと思いました。
路線図⇒こちら


プラハ中央駅(Praha hlavni nadrazi)で見つけたカラフルな車両たち


             近郊電車エレファント号

チェコの鉄道では、特に電気機関車に特徴があるように感じました。SKODA社製でしょうか。なかなか逞しいイメージ




駅舎ではアールヌーボー調の高い天井ドームに目を奪われます



しかし、帰路は駅前からドイツ国鉄のICバスでミュンヘンへと向かいました。残念ながら鉄道より安くて速い。




0 件のコメント:

コメントを投稿