さて、そこで我が生涯を振り返ってみました。そして、一番自分が輝いていた時期、人生の頂点はいつだったかと考えると、僕の場合は間違いなく25歳〜30歳までのヨーロッパ留学時代だったという結論になりました。
特にチューリッヒに移って、1人でスイスに滞在した留学生活後半は、ヨーロッパ人の友人たちと毎晩のように遊び飲むようになって多くの話題を語り合う機会が増え、やっとドイツ語も少しできるようになりました。そしてそこで育んだ友情のおかげでヨーロッパ人の気質や心情を次第に理解できるようになり、さらに様々な体験も経て自由で合理的なヨーロッパ的思考に少しは共感できる大人の留学経験者に近づけたのではないかと思っています。
そして、それを心の支えとして帰国後25年間、日本でも音楽活動を頑張って来ることができたようにも感じています。
いずれにしても、今回の訪問では昔懐かしさはほとんど感じず、25年前の僕が今でもチューリッヒの街で生き続けているような不思議な錯覚を覚えました。それは、もしかすると生涯の最高点に自分を封じ込めたいという願望なのかな、などとも考えました。
リマト川越しに、丘の上にチューリッヒ大学が見えます。
ペスタロッチ、レントゲン、アインシュタインらが在籍した、やはり名門大学です。
2つの塔は聖母聖堂、チューリッヒのシンボルです。
ママ先生が大好きな鳩時計をよく見に来たスイスの民芸品店です。
中央駅近く、見事なイルミネーション
中央駅に戻ってきました。
フランス国鉄のTGVが停車していました。
人生を謳歌する永遠の青年!90年頃
0 件のコメント:
コメントを投稿