今回は学期中に旅行するため、事前にその期間の補講をするなど、出発直前まで多忙を極めました。そのような事情もあり、ターキッシュエアラインズの6月4日22:30に成田発イスタンブール経由ミュンヘン着6月5日8:30という便利な夜行便を利用して時間を有効活用、出発当日もギリギリまでレッスンをすることにしました。
ところが、無理が祟ったのか4日当日お昼頃から喉が痛み始め、慌てて内科を受診して薬を貰いましたが、午後になって一段と具合が悪くなり熱を測ったところ38.5℃、もう立っていられないほど辛くなりました。
出発時刻が近づき、旅行を決行するかキャンセルするか決断を迫られることになり、考えた結果とりあえずバスで成田空港まで行き、そこで具合が良くならないなら引き返すという条件で家を出ることになりました。またネットで「高熱、飛行機」と検索すると、ある掲示板に「もし機内で高熱があっても目的地に着く前に解熱剤を服用して熱が下がっていれば入国拒否されることはない」との書き込みがあり、なるほどと思い常備していたボルタレンを1錠飲みました。いつもならこれからの旅行を想って胸躍る成田空港までのバスの中も、喉の激しい痛み、それに悪寒のため朦朧として暗澹たる気分となってしまいました。
さて、成田空港に到着。気分は良くならず両替や買物などはすべて家内にまかせてベンチに座り込み、熱を測ると、しかし薬が効いて来たのか37.5℃まで下がっています。が、相変わらずフラフラです。熱が下がったこともあり、この時点で旅行は決行と決め出国手続きへと向かいました。本当にこんな旅行は初めてです。
さて、ようやく搭乗したターキッシュエアラインズ T K 53便イスタンブール行きは6月の初めですが、かなり混み合っています。機材はエアバスA 330、座席は2-3-2の配列なので2人掛けを予約しました。横に他人が座らない分、気は楽です。
22:30、定刻に成田を離陸したT K 53便イスタンブール行きは霞ヶ浦の上を旋回して北上し、シベリア上空を横断してコーカサスから黒海へ抜けトルコへと向かいます。12時間のフライトです。この日はつくばの上は飛びませんでした。
離陸後1時間で夕食が出ます。フィッシュを選びましたが
食欲はありません。箸をちょっとつけた程度で終わり。
到着直前に朝食が出ました。少し気分はよくなり、食べることが出来ました。
現地時間6月5日午前4時過ぎにイスタンブール アタチュルク国際空港に到着、約2時間のトランジットでミュンヘン行きTK1629便に乗り継ぎます。
アタチュルク国際空港はヨーロッパの入り口に位置し、ミュンへンまで2時間ほど、ヨーロッパ・中東・アフリカへのフライトが充実したハブ空港です。今回、往復2回利用しその大きさ、便利さに驚きました。
しかし、我々が帰国した2週間後、自爆テロ攻撃を受け44人が亡くなるというニュースに接して、トルコの置かれた不安定な状況を改めて思い知らされると同時に、我々がつい最近行った場所がテロに襲われたということに強いショックを受けました。
さて、ミュンヘン行きTK1629便に登場です。近距離なので小型のA320型機です。
僕の座席は、前の列のシートがない珍しい場所でした。
定刻に離陸後、眼下にイスタンブールの街が見えます。
その後、セルビア、ハンガリーなど東欧諸国からオーストリア上空を通過。ベオグラード上空です。
現地時間6月5日8:30、ミュンヘン国際空港へ着陸しました。成田を発って約17時間、熱は下がりましたが、喉の状態がひどくなって声が出づらくなって来ました。
続く
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