2018年5月6日日曜日

グラッシィ楽器博物館②その他の楽器たち

さて、もう一つの目的、シューマン作品を演奏するためのペダルピアノを探し回りましたが、残念ながら見当たりませんでした。やはり一般的な楽器ではなかったのか?次に訪れる予定のシューマンハウスに何か関連するものはないか、などと思いを巡らせているうちに、よく見ればクラヴィコードに足鍵盤が付いているものを発見。

そういえば、この博物館やたらクラヴィコードがあるように思いました。

この文章を書きながら、ネット検索しているとグラッシィ楽器博物館所蔵の「ドメニク・ピサレシンウスが1542年に製作したクラヴィコード」が、現存世界最古!のクラヴィコードで、先のクリストフォリのピアノと並んで最も重要な所蔵品との記述を発見しました。何台ものクラヴィコードのうち、どれがそのクラヴィコードなのか・・・もっと事前に勉強して注意深く見学すべきであったと再び後悔することになりました。もう当分、ライプチヒには行かないので、もしこの博物館に行かれた方はどれがそれなのかご教示ください。

しかし、さすがヨーロッパでは第二、ドイツ第一の規模の楽器博物館です。実に珍しい楽器の数々を拝見しました。

不思議なクラヴィーアたち


           
デスク型ピアノ

          
      これはどうやって弾くのでしょうか?
    鍵盤の配列を変えると難曲がスラスラ弾けるかも



 謎の楽器

こちらも

2台合体ギター?

アルペジョーネだそうです。あのシューベルトのアルペジョーネ・ソナタは本来この楽器のためのものなのですね。


一つ、異色だったのはこれです。FDJとは自由ドイツ青年団のことで、かつて東ドイツ時代の共産主義青年団です。おそらくこのような楽器を用いて行進、パレードを行っていたのでしょう。もうすぐドイツ再統一から30年、かつての社会主義国の面影はどこにもありません。



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